子どもと一緒に楽しめるアニメはたくさんありますが、英語も学べる一石二鳥なおすすめアニメを紹介します。
それは、“パディントンのぼうけん”です!
原作は1958年に出版されたくまのパディントン(A Bear Called Paddington)というイギリスの児童文学です。
故エリザベス女王の在位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー(Platinum Jubilee)」のオープニングに、CGパディントンが出演していたのも記憶に新しいです。
英国王室の公式チャンネル The Royal Familyより
パディントンは知ってはいたけど、アニメは見たことがないという人は多いのでは?
イギリスに留学していたことがあるのですが、日本でいうアンパンマンのように子どもたちの身近にいるキャラクターという印象でした。
そのときはあまりピンと来なかったのに、たまたまNHKで始まった新シリーズのアニメを見てから、かわいさに惹かれて見るようになりました。
パディントンの世界に癒やされ、イギリス文化にも触れられる、そんなアニメの魅力をお伝えしていきます!
この記事はこんな人に向けて書いています
- パディントンのことを知って間もない
- 英語学習になる子ども向けアニメが見たい
- イギリス英語を学びたい
目次
「パディントンのぼうけん」ってどんなお話?
「パディントンのぼうけん」はくまのパディントンが原作のCGアニメシリーズです。
パディントンが主人公のアニメや映画はこれまでにも作られてきました。
その度にデザインがリニューアルされているので、原作の絵と比べるとかなり違います。
映画のCGパディントンは実写だったのでリアルな熊っぽさがありました。
今回はCGでもアニメということで、ぬいぐるみのような外見になっています。
画像は吹き替え版の声を担当されている役者さんのツイッターより拝借しました。
大まかな内容はNHK公式サイトより引用します。
南米から一人ではるばるロンドンに来たパディントンは、たまたま出会ったブラウン夫妻の家に居候することになりました。夫妻とジョナサン、ジュディの兄妹、お手伝いのバードさんに暖かく迎えられ、彼らのために役に立とうと頑張るパディントンですが、良かれと思ってやったことで時には大騒動にも…。
パディントンは優しくて不器用なくまさんで、相手を喜ばそうと行動しては失敗します。
上の動画内でもやらかしていますし笑
そして最後に何か一つ学びを得て、それを故郷にいる叔母さんに手紙で伝えるというストーリーが毎回の流れです。
「パディントンのぼうけん」のここが面白い
長い間世界中で愛されているくまのパディントンですが、アニメを見て愛される理由が分かった気がします。
一体何が惹きつけるのか、その魅力を紹介していきます。
主人公の見た目と中身のギャップ
パディントンの見た目はもふもふのくまさんですが、中身はとても紳士的で丁寧な言葉遣いをします。
「ザ・英国紳士」なパディントンですが、何かをすればへまばかり。
周りを巻き込んだ騒動に発展するのですが、なぜか憎めません。
「かわいいから許す」に近いかもしれません。
どんなに失敗しても助けてもらえる人と、そうでない人がいるなあと常々感じていましたが、パディントンは間違いなく前者です。
愛される人、もといくまなのでしょう。
家族が明るくフレンドリー
一緒に暮らすブラウン夫妻には二人の子どもがいます。
お手伝いのバードさんと4人家族の居候として暮らしていますが、この家族がとにかく明るくてフレンドリーです。
お父さんのドジっぷりがパディントンと良い勝負なのも笑えるところ。
私が特に推したいのは、お母さんが失敗したパディントンにかけるセリフです。
いつも優しいというか、言葉選びが素敵で、子育ての参考になります。
キャラクターに悪人がいない
このアニメに登場するキャラクターの中に悪い人は基本出てきません。
唯一隣に住むおじさん(カリー氏)が偏屈ですが、どんな人にも友好的に接するパディントンには優しい一面も見られます。
今までに制作されたアニメや映画とは違うのかもしれませんが、「パディントンのぼうけん」を見る限り、悪人と言える人は登場してきません。
安心して子どもと見ていられます。
いろんなイギリス英語が聞ける
「パディントン」シリーズはイギリス・ロンドンが舞台です。
ブラウン夫妻を始め、イギリス英語を話す人たちがたくさん出てきます。
副音声にしてみると、標準のものからなまりの強い英語が聴くことができ、アクセントの違いを楽しめます。
なまりが強くてもスラングや難しい表現はほとんど出てこないので、聞き取りやすいと思います。
ちなみにパディントンは正統派のイギリス英語です。
くまなのにすごい。
パディントンの丁寧なセリフを見てみよう
パディントンらしい表現をピックアップしてみました。
内容には触れられないので、パディントンのセリフの一部を切り取って紹介します。
Could you help ~ing?
(~するのを手伝ってくれますか)
Would you mind ~ing?
([もしよければ]~してもらえますか/~していただけますか)
Sorry to bother you.
(おじゃましてすみません)
Perhaps I can help. I insist.
(ぼくがやりますよ。さあ)
並べてみるとビジネス英語みたいですね。
大人が学ぶ英会話にちょうど良さそうです。
吹き替え版でも「ですます口調」なので、パディントンの礼儀正しさがわかります。
ただ、パディントンは基本怒りませんし、優しい世界なので語彙や表現が偏りがちです。
不満や愚痴などもっと幅広く英語の表現を学ぶには、他の教材も欲しいところです。
「パディントンのぼうけん」はいつ見られる?
「パディントンのぼうけん」はEテレで放送されていましたが、9月30日で放送が終了。
残念・・・
シーズン2が放送されることを期待しましょう。
📺#Eテレ で毎週土曜日18:25~放送中のアニメ「#パディントンのぼうけん」、9/30(土)は、🍂🐿冬支度中のかわいいお客様に大さわぎ‼『ツリーハウスのお客様』 、なにやら怪しい動きのバードさん…🕵『パディントンのスパイ作戦』お楽しみに🐻💛 pic.twitter.com/LO3N3626SL
— パディントン (@PaddingtonJapan) September 29, 2023
Amazonプライムビデオでは、引き続きパディントンのアニメと映画を見ることができます(アニメは吹き替え版のみ)。
英語版はDVDで購入することができます。英語学習に使いたい人はこちらが便利です。
ホテルでパディントンの世界に浸れるイベントが開催中!(要予約)
テレビアニメは終わってしまいましたが、サンシャインシティプリンスホテルでは、パディントンの生誕65周年を記念して、クリスマスコラボレーションイベントが実施されます!
期間:2023年11月1日(水) 〜 12月25日(月)
コラボレーションルームに泊まれるだけでなく、スイーツブッフェもあるんだそう。
9月29日より予約が開始されているので、この機会にパディントンと一緒にクリスマスを過ごしませんか。
世界的人気を誇るパディントン™の65周年を記念して!クリスマスバージョンのコンセプトルームおよびスイーツブッフェをご用意いたしました。
— サンシャインシティプリンスホテル (@sunshinecityph) September 26, 2023
詳細はこちらhttps://t.co/ou02wVxEzD#サンシャインシティプリンスホテル #クリスマススイーツブッフェ #パディントン #paddington pic.twitter.com/QIEhxMXzwU
詳細はサンシャインシティプリンスホテル公式サイトをご覧ください。
パディントンの絵本を読み聞かせればアニメと一緒に楽しめる
パディントンは原作の絵本がたくさんあるので、子どもに読み聞かせることもできます。
アニメを英語で見て英語絵本と連動させれば、自然と英語に触れさせることができますよ。
パディントンのアニメを見る前から、我が家にはパディントンの絵本が一冊だけあります。
これも英語の絵本です。子どもが寝る前の読み聞かせに持ってくることがあるので読んでいます。
幼児には難易度が高いですが、「パディントンは何をしているのかな」「あ、手に何か持っているよ」といった感じで絵に注目をしながら読み進めると、文章の意味が分からなくても楽しめます。
英語学習のために大人が楽しむこともできるので、一緒に勉強するつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
今後はパディントンの絵本を揃えていきたいです。
まとめ:パディントンの推し活で英語力が向上?
以上、「パディントンのぼうけん」の魅力を紹介してきました。
英語から離れてしばらく経っていましたが、また英語を聴くようになると反射神経が戻ってくる感覚があります。
日本語の吹き替えも「こんな風に訳せるんだなあ」と勉強になることばかりです。
パディントンのおかげで、止まっていた英語の勉強が少しずつできています。
子ども以外の推しがいる生活は良いものですね!
英語の勉強をやり直したいという方、子どもと一緒に英語学習をしていきたい方にはオススメの教材です。
英語学習にしなくても、子どもと楽しめるアニメとしても最適です。
ぜひ、生活の一部に「パディントン」を取り入れてみてください。