この記事は、
- お花見や桜に関する絵本を知りたい
- 子どもにお花見のことを教えたい
- 子連れで花見に行きたい
といった方向けに書いています。
まだ寒いのに、もう花粉が飛び始めています。
花粉症の人には辛い季節が始まりますが、桜の待ち遠しい季節でもあります。
子どもとお花見したいな~と考えている人は、まずは絵本で気持ちを作っていきましょう。
目次
ほわほわさくら 作:ひがしなおこ 絵:きうちたつろう
対象年齢:0~2歳
桜の花びらが、ほわほわ、ふわん、ふるるる、ほろろん…子どもの手のひらに舞い落ちてきました。うららかな春の日、満開の桜を見に、お散歩にでかけたくなる絵本です。
amazonより引用
桜の花ひらが舞う様子が素敵な言葉で表現されています。
ページいっぱいに桜の絵が描かれていて、桜が満開になった上野公園を思い出しました。
子どもと桜を見に行くときは、この絵本の表現を使って桜並木を歩いて楽しんでみてはいかがでしょう。
語りかけ絵本 さくら 作・絵:こがようこ
対象年齢:0歳~2歳
「語りかけもしたいし、絵本を読んであげたい」ママパパのそんな要望に応えた「語りかけ絵本」シリーズ最新刊!花びらが1枚、2枚、3枚‥‥‥。ふと見上げると、満開のさくら。さくらの可愛さとやさしい文章で、読んであげても読んでもらっても幸せな気分になれる赤ちゃんへの語りかけ絵本です。
amazonより引用
こがようこさんの「語りかけ絵本」シリーズは、我が家の子どもがしつこいくらいに繰り返して読んでいます。
それだけコミュニケーションを楽しめる絵本です。
また、なんと言ってもさくらの色が優しくて、心がほっこりします。
絵本を読んだあとに、本物の桜の花を子どもに見せて、さわり心地や香りを楽しめます。
おはなみえほん 作:いりやまさとし 絵:すとうあさえ
対象年齢:2~4歳
りすさんがバス停で待っていると、おはなみバスがやってきました。運転手はくまさんです。「さくらやまにいきますか?」「いきますよ。おのりください」うさぎさん、たぬきさんもお花見弁当を作ってのってきました。日本の伝統行事を、2~3歳児の発達に合わせて、シンプルな物語絵本にしました。巻末には、ミニ解説がついています。
amazonより引用
お花見という行事について教えてくれる絵本。
お花見する桜の名前や、お花見でどんなことをするのかイメージするのに良いでしょう。
ストーリーはとてもシンプルなものなので、4、5歳児には次の絵本の方が読み応えがあると思います。
こぶたのブルトン はるはおはなみ
対象年齢4~6歳
お花見が大好きなタカサキさん。ブルトンとアンドレを誘って、高崎山へお花見に。大混雑の高崎山。ネコやサルが出てきて・・・リズミカルな会話でどんどん場面が展開します。
絵本ナビより引用
お花見がテーマのストーリーを楽しむなら、「こぶたのブルトン」シリーズの一冊をおすすめします。
「ぶた」と「いたち」と「だるま」という奇妙なトリオでお花見をするというシュールさと、面白い会話で物語に引き込まれます。
他に紹介する絵本と比べるとクセ強めな絵本ですが、ハマるとブルトンシリーズの絵本をもっと読みたくなるかも。
さくら 作:長谷川摂子 絵:矢間 芳子
対象年齢:4~6歳
お花見といえば桜。桜は日本人にとって一番馴染みのある木かもしれません。でも、お花見のとき以外の桜の姿は、意外と知られてはいないのではないでしょうか。花が散って葉桜になると、葉陰には小さなサクランボが実り始めます。夏には木は虫で大賑わい。秋になると、葉は赤や黄色に色を変え、冬には葉をすっかり落とします。よく見ると、枝の先には小さな蕾が…。一本の桜の一年を、長年の観察にもとづく精緻な絵と、リズム感のある文で描いた作品です。桜の生命の営みと輝きを感じてください。
amazonより引用
「かがくのとも」なので、自然科学に興味のある子に特におすすめの絵本です。
お花見でお馴染みのソメイヨシノがナビゲーターとなって、桜の一年の移り変わりを教えてくれます。
矢間さんの繊細な絵と、長谷川さんのリズム感のある文があいまって、言葉がスッと胸に入ってきます。
おはなみ 作:くすのきしげのり 絵:まるやまあやこ
対象年齢:3~5歳
あるはるのひ、ハルトが、おおきなサクラのきのあるこうえんにあそびにいくと、ミキがそうじをしていました。「ねえ、ハルトくん、そこでみてるの?それともてつだってくれるの?」人と自然の関わり方に気づくことができる絵本。
amazonより引用
お花見の、道徳的なことを教えてくれる絵本です。
親がお手本を見せれば良いのでしょうが、親に言われるより絵本で教えられた方が、効果が出ることありませんか。
お話ができるような年齢なら、お花見のルール説明に使えます。
さくらのさくひ 作:矢崎 節夫 絵:福原ゆきお
対象年齢:5~7歳
さくらのきともぐらは、おたがいをとてもたいせつにおもっていました。ところがあるとし、さくらがはなをさかせなくなって…。ともだちをおもうせつないこころにむねをうたれます。
amazonより引用
心に残る絵本を読み聞かせしたい人には一推しの絵本です。
作者の矢崎節夫さんは、金子みすゞ記念館の現館長で、彼女の詩を再発見した人物。
さすが矢崎さんと言うべきか、優しくハッピーなだけでは終わりません。
感情が複雑になってくる5歳以降に読むと伝わると思います。
なかなか手に入りにくいので、もし見つけたら即買いしてくだいね。
絵本を読んだらお花見に行こう
以上、お花見の絵本を紹介してきました。
絵本を読んだら、本物の桜を見に行きましょう。
桜の花びらを追いかけたり、素敵な写真を撮ったり。
食べるだけじゃない楽しみ方を教えて、今しかできない良い思い出を作ってくださいね!